帰り道
今日も仕事で疲れたな 最寄りの駅に着いた
改札を出て家に向かう 夕日が綺麗だ
夕焼け空を見ていると不意に孤独を感じる
君からの着信に少し安心して
「今駅に着いた所だよ。」君も同じ電車だったんだ
「ただいま。」「おかえり。」
そう言い合って手を繋ぎ歩いていく
心地良い風が吹いている きっとこれが幸せだ
今夜のおかずは何にしようか？実はもう考えている
材料をカゴに入れていくと君はわかったみたいだ
嬉しそうに笑ってる
倹約家な君だから卵は三丁目の
スーパーの方が安いからと別行動
他の材料は僕が買うから 卵は任せたよ
君が大好きなオムライス上手に作れるかな
この前は最後に卵が崩れてしまった
そういえば思い出した
君はピーマンが苦手でよく残すよね
なのにオムライスのピーマンは食べている
スーパーの袋をぶら下げて君のもとへ走ってく
実は安売りしていたイチゴもこっそり買ったんだ
君の袋を見てみるとそこにもイチゴがある
思わず顔を見合わせて大声で笑った
そんな帰り道
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