深海のパレード

夜に空いた隙間から三日月が顔出して

冷たい色の世界にわずかな温もりを生んだ

星空も笑う


この森を抜ければ あの海に着くよ

深い海底で 賑わう声がする


地上の光は届かない 寒く重い世界だけど

特別な君の為の 賑やかなパレードがあるんだ


朝に鳴いたクジラから未確認のメロディ

冷たい音の世界にわずかな愛情を纏って

サメたちも笑う


竜宮城では 宴会の準備

これから始まる 深海のパレード


ここに見えるもの全てが 真実かなど どうでもいい

君がもし信じたいなら そこから始まるのさ

何かが 音を立てて


押し寄せる日々に流されて 心痛む音に慣れて

辛い時だからこそ ユーモアを泳がせて

地上の光は届かない寒く重い世界だけど

特別に心躍る 華やかなパレードがあるんだ









































































































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