歌えジャンボ!
夜空のサーカスで大玉に乗っている
ジャンボはとても臆病者だから 酒を呑む 酒を呑む
始まりの合図が鳴る
ラッパの旋律と華やかな照明に
包まれている 輝いている 今宵も
ピエロは笑ってライオンは火の輪を潜って
歌えジャンボ 歌えジャンボ
高らかに
舞台裏ではみんな強張っているが
幕が開ければ誰もが明るく振る舞って 笑ってる 笑ってる
明るい世界へ行こう
孤独とため息はゴミ箱にまとめてさ
見えないように 気付かれぬように 捨てよう
ピエロが泣いてライオンが怯えても
歌えジャンボ 歌えジャンボ
負けないように
≪語り≫
酔っ払って本当の自分がわからなくなる
僕は一体誰で、何をしたいんだろう?
表も裏も本当は存在しなくて全部そのまま自分自身なんだ
だから歌おう 不安も涙も希望も全てを丸め込んだこの歌を
酒が回って呂律が回らなくなって
それでもジャンボ歌い続ける ずっと
ピエロが戯けてライオンはジャンプをする
歌えジャンボ 歌えジャンボ
祈るように
ラッパの旋律と華やかな照明に
包まれている 輝いている 今宵も
ピエロは笑ってライオンは火の輪を潜って
歌えジャンボ 歌えジャンボ
高らかに
舞台は終わって 幕も閉じた後には
やっと戻れる ただの象のジャンボに戻れる
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